海外の祝日を把握する重要性、海外の祝日は忘れやすい

主要国が祝日の日は、為替市場はオープンしていても小幅な値動きとなるケースが多くなります。逆に投機筋の仕掛けにより、極端な値動きも生じやすくなります。また祝日は指標よりも忘れやすい存在です。FXに取り組む際は、事前に主要国の祝日を把握することで無用なリスクを避けることができます。

祝日は値動きが少なくなる、イギリスとアメリカの祝日に特にご注意を

各国には平日が休日となる祝日が設定されています。日本は他の国に比べ祝日が多く設定されていますが、それでも2~3カ月に1度は国内が平日ながら海外が祝日の日があります。祝日は株式市場の休場により為替市場の参加者も少なくなるため、為替市場の値動きが少なくなります。

特にイギリスやアメリカが祝日の日に、為替市場の値動きが少なくなる傾向があります。よってイギリスやアメリカが祝日の際にFXトレードを行うと、値動きがなくジリジリと時間だけが過ぎていく、という事態が発生しやすいといえます。

祝日で市場参加者が少ない日は、逆に投機筋の仕掛けにより極端な値動きが生じやすいタイミングです。また年末の12月なども同様の傾向があります。

短期間で値動きが上下するような極端な値動きは、裁量トレーダーのみならずEAやシステムトレードでも対応が困難です。裁量トレードの場合なら見送るべきタイミングであっても、ルール通りのトレードを行うEA・システムはルール通りのエントリーを行い、結果的にルール通り損切りとなるケースが発生します。

よって主要国が祝日の際は裁量トレード・EA・システムトレードに関係なく、トレードを見送ることが無用なリスクを避ける最善の選択です。

祝日の存在は指標発表以上に知っているか・知らないか、それだけです。よって祝日の存在を知っていれば、当日はトレードをしない・システムを止めるだけで、無用なリスクを避けることができます。ただし祝日は指標に比べると忘れやすい存在です。

FXトレードでは勝つよりも生き残ることが先決です。祝日にトレードしないことは、生き残りのための重要な武器となります。月に1度、インターネットで海外の祝日を調べるだけで対応は可能です。FXトレードを行う際は、海外の祝日にもご注意下さい。

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