FXトレードを行う上で避けて通れないのが各国の指標発表です。裁量トレードで重視される指標発表ですが、EAやシステムトレードでもその重要性に変わりはありません。
重要な指標発表の前後は、EAやシステムを止めることで無用なリスクを避けることができます。
トレード前に指標発表日時は必ず確認すべき
“ポジションを持っていたら一気にレートが動き気付いたら米国の雇用統計だった”、そんな経験は多くのベテランFXトレーダーでも最初の段階で経験しています。
FX上達には各国の重要指標の発表日時の把握が不可欠です。指標発表日時の把握なしにFXトレードの上達はない、といっても過言ではありません。
EAやシステムトレードでも指標発表日時の把握は重要
指標発表日時の把握の重要性は裁量トレードで認識されていますが、システムトレードやEAを利用する際もその重要性は変わりありません。
大きな値動きが生じる可能性のある指標発表の前後は、システムの利用を止めることで無用なリスクを取らずにすみます。米国雇用統計や各国の金利発表や中央銀行総裁発言等、大きな値動きが生じる指標発表は限られます。また市場が注目するイベントも、ニュースサイト等を確認することで殆どが把握可能です。
指標発表の結果、大きくレートが上下に動きシステムがいわゆる往復ビンタにあい（上下の両方の値動きでポジションを取って、両者いずれも損切りとなる）、大きな損失を短期間で計上することがあります。指標発表前後にシステムを止めることで、このリスクを避けることができます。
指標発表前後の値動きは読めないため避けるのがベター
FXトレードでは、指標発表の値動きをうまく活用できれば大きな利益を得ることができます。それを狙ってシステムを動かす選択肢もあります。しかし指標発表前後の値動きは、ベテラン投資家でも対応が難しいのが現実です。当然、EAやシステムトレードで対応するにも限界があります。
よって指標発表前後の値動きを取ろうとせず、見送ることが最終的に利益の積み上げにつながります。FXは生き残ることで、継続的に利益を得られる可能性が高まります。
指標発表の際は無理して利益を得ようとするのではなく、EAやステムを止めて確保した利益を守る、というスタンスで臨むことをオススメいたします。
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